現代の「ペットビジネス」がスゴい!保険に仏壇、マッチングサービスも

現代の「ペットビジネス」がスゴい!保険に仏壇、マッチングサービスも コラム

ペットを対象としたサービスは、近年幅広く展開しています。具体的なサービスとして、保険や仏壇、マッチングサービス以外にも、人間が受けられるサービスと同じものはほとんどあると言われるほどで、日本のペットビジネスの市場規模は13兆円にものぼると言われます。

最近のSNSでも、かわいいペットの動画がバズったり、ペットの飼育方法に批判が起きたりと話題になることも多くあります。それだけペットの注目度は高いということでしょう。今回は、そんな大きな市場を持つ『ペットビジネス』について紹介していきます。

こんなものまで!?現代のペットビジネス

現代は、ここ数十年で新規に出来たペットビジネスも多くあります。例えば、ペット用介護施設、ペット用の介護食などもあります。

また、昔からあったサービスもさらに拡大を続けており、ペット保険、ペット 仏壇、マッチングサービスの他、しつけ教室、動物病院、トリマー…など、より一般的なサービスとして利用する人も増えています。

その中でも、「ペット保険」「ペット 仏壇」「マッチングサービス」について、具体的にサービスの内容を紹介していきしょう。

ペット保険

主に犬や猫などのペットが治療を受けた時に、かかった費用の一部を補償する保険です。ペットには公的な保険制度がないため、いざ治療を受けるとなると全額自己負担しなければならないため、ペットの治療費は高額になることもあります。そのため、ペットの種類や年齢によって金額が変わりますが、月々1400円~3500円程度の保険金かけて、病気やケガに備える方が増えています。

ペット用仏壇

ペット用の仏壇と言っても、「仏壇」としてイメージする大きな箱ではなく、さまざまなタイプの仏壇があります。特に多いのは、生活家具の中にあっても、ほっこりと温かい雰囲気を持った写真たてや小物入れのような仏壇が多くあります。また、仏壇とは違いますが、位牌やメモリアルグッズ、遺骨を入れたアクセサリーなど、亡くなってからも一緒に過ごしたいと思う気持ちを形にした供養の品が多くあります。

マッチングサービス

一口にマッチングサービスと言っても、保護犬猫のマッチングサービスや、自分のいない間愛犬を預ける方を探すマッチングサービスがあります。

保護犬を対象にしたマッチングサービスは、ペットを飼いたい需要が高まった反面、飼ってみたものの面倒を見られないなどの理由で保護される犬猫も増えました。そんな行き場所のない犬猫を引き取り、新たな飼い主を探すサービスです。

対して、自分がいない短期間だけペットの面倒を見てもらうためのマッチングサービスは、自分と預ける相手の飼育方針が合っているかをマッチングするためのサービスです。

現代におけるペット

人は昔から犬やネコと生活を共にすることはありましたが、それは狩りやネズミを捕まえるためであったり、生活の役に立つ「家畜」としての存在でした。

対して、現代のペットは「家族」です。少子高齢化や核家族化により、子育ての終わった老後や家族が少なくなった家にペットを迎える人が増えました。また、日本の住居は狭く、ペットのほとんどが室内で飼われているため、人と接する時間も多く、愛着も湧きやすい傾向があります。そのため、愛する「家族」のために何かしてあげたいと思う飼い主の需要を満たすため、サービスもどんどん進化しているのです。

ペットの高齢化と健康志向

現代のペットは、人間と同じく長寿になりました。一説には、ここ40年で約2倍にまで伸びたとも言われています。愛犬への健康意識の高さから、ワクチン接種やバランスのいい食事を与えて健康管理することは当たり前のようになってきました。そのため、人気YouTubeチャンネルの「もちまる日記」で飼育されている猫が『肝機能障害の疑いがある』と投稿すると「もちまる かわいそう!」と飼育の仕方に批判が起こり炎上するということも…。

飼い主の「ペットの健康に配慮するのは当たり前」という考えが、ペットに健康に気を付けた食生活や医療を受けさせることになり、さらにペットの高齢化が進んでいる傾向です。

まとめ

現代のペットは、家庭の中で人と同じ「家族」として生活しています。飼い主は、家族と同じようにペットの健康に気をつけたり、亡くなった時に供養したいと思ったり、不幸な目にあった保護犬猫を引き取ったりしたいと考える人が多くいます。反面、大きくなったペット需要の裏には、行き場を失ったペットたちや自分のペットへの愛情を相手にも理解してほしいという人も増えています。ますます拡大していくペットビジネスですが、ご家庭の状況は人それぞれなので、上手に使ってペットとの心地よい生活を過ごしていただきたいなと思います。

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