勉強会参加者の立場に立てば、「勉強会に協力したが、結局アンケートの結果はどうだったのか?」、「開催者はどのように受け止めたのか?」と、内心気になっていることは否めないでしょう。
アンケートのフィードバック
そういう意味で、結果のフィードバックをすることはとても大切なことです。
フィードバックで大事なことは、単なるデータの報告だけで完結しないということです。
勉強会でのフィードバックを「成長の機会」(課題)として浮き彫りになったのか、わかりやすく言語化することがポイントです。
また、そうした組織の特徴がどういう背景(要因)からもたらされたものであるのか、仮説があると理解されやすいでしょう。
【フォノグラムの日常】
社内向けSNS勉強会終了~!#勉強会 #SNS勉強会 #SNS #社内勉強会 pic.twitter.com/uv3KURbfkJ— フォノグラム (@phonogram) 2015年12月1日
アンケート結果に関するレポート作成に関する注意点
グラフの種類に要注意
グラフとは、データの可視化をするために作成するものです。
集計結果をわかりやすく表現するためには、設問のタイプに適したグラフの種類を選ぶ必要があります。間違った種類を選ぶと、結果に意味がなくなるので要注意です。
集計結果に適したグラフの選択が必要
単純集計のグラフでよく利用されるのは、単一選択型(以下SA)項目の集計結果が「円グラフ」もしくは「帯グラフ」、複数選択型(以下MA)項目の集計結果が「折れ線グラフ」もしくは「棒グラフ」です。
クロス集計では、SAが「帯グラフ」、MAが「折れ線グラフ」「棒グラフ」で、よく表現されます。
集計結果の読み取り方・表現に関する注意
全く同じスコアのデータを「度数のみ」と「率(%)」で、それぞれ数表/グラフを作成しておくと、
集計データの読み違いや誤解を呼ぶ表現を避けられます。
AngularJSの社内勉強会。YoからReactiveXまで。 #AngularJS #ReactiveX #社内勉強会 #プログラミング pic.twitter.com/mC6BaV6Ful
— 船木俊介 (@ShunsukeFunaki) 2016年1月28日
アンケートによる振り返りは?
アンケート開始前に設定した「目的」「ゴール」「目標」を達成できたかどうかが重要です。
ンケート結果から導き出された結果をもとに、具体的なアクションにつなげ成果につなげるためには、この振り返りが最も重要です。
冒頭で、成果を出すアンケートにするためには、この7つの工程のうち「1. 目的・目標・ゴールの決定」が最も重要であると書いた理由はここにあります。
目的
「目的」とは、成し遂げようと目指す事柄のこと。
つまり、一体何のためにアンケートを実施するのかを
明確にしなければなりません。
顧客満足度調査であれば「顧客満足度の向上」が、
新商品の利用者アンケートであれば「新商品の販売促進」が、
アンケートの目的に該当します。
なぜアンケートを行うのかという目的をはっきりさせなければ、
質問内容が不明瞭になってしまい、
調査結果でほしい情報が得られないかもしれません。
ゴール
目的を達成するために、最終的に取り組むべき事柄が「ゴール」です。
顧客満足度調査なら顧客満足度を向上させるための施策立案と実施」、
新商品の利用者アンケート調査なら「訴求ポイント・広告・商品の改善」がゴールに該当します。
先述したアンケートの目的を明確にしたら、その達成に向けた最終的かつ具体的な行動を決定しましょう。
あらかじめアンケートにおけるゴールを定めておけば、調査結果の活用方法が把握できるようになるため、
「調査して終わり」という事態は防げるかと思います。
目標
「目標」は、ゴールに到達するために満たすべき要件です。
顧客満足度調査に当てはまれば、
「営業や商品の質など、カテゴリー別の問題点の把握」、
新商品の利用者アンケートに当てはめれば、
「購買の要因・認知経路・不満点などの把握」となります。
アンケートを通してゴールへと向かう方法を模索すれば、
おのずと目標が見え、最適な質問もわかるようになるはずです。
まとめ
#スマートスピーカー はブランドコミュニケーションをどう変えるのか?本日の #社内勉強会 では、#AIアシスタント のデモを見ながらビジネス活用の可能性について学びました。 @white255255255 pic.twitter.com/icKClLU0cU
— ハースト婦人画報社 (@HFujingaho) 2018年3月29日