IR統合型施設とは通称:カジノ法案(統合型IR整備法推進法案)の可決により、開業が計画されているランドカジノを含んだ大型リゾート施設です。開業予定は2024年から2025年の間とされており、いよいよ日本国内にランドカジノができる日も近づいています!それに伴い雇用の需要が期待されていますが、一体どのような職業がこれから必要になってくるのでしょうか?
カジノ関連の仕事
カジノ法案と言われるくらいですから、まず思いつくのはカジノ関連の仕事ではないでしょうか?カジノディーラーがすぐに思い浮かびますが、カジノ施設内ではディーラー以外にも様々な職種のスタッフを必要とします。専門的な知識が要されるため、経験者や深い知識を持った人が優遇されることが予想できます。それでは主な仕事をみてみましょう。
カジノ施設内での仕事
ディーラー
テーブルでゲームを進行しチップの取り扱いを担当する、まさにカジノの顔となる存在です。また、テーブルも盛り上げる重要なポジションとなるので様々なことをこなす高い能力が必要です。カジノゲーム:ルーレット、ポーカー、バカラ、ブラックジャックルールなどを熟知し円滑にテーブルを回していきます。
キャッシャー
お金を扱うカジノには欠かせない役割のひとつです。銀行の窓口を想像するとイメージがわきやすいです。現金とチップの交換はもちろん、支払いや送金などの問題解決を担当します。
カジノホスト
来場者を獲得するための広告活動や、魅力のあるイベントなどを企画します。さらにVIP対応も担当します。
カジノマネージャー
カジノ施設内のスタッフの管理を行います。スタッフの教育、スケージュール調整、給料管理などを担当するため、カジノに関しての知識はもちろん、人事、基礎的な会計などの幅広い知識と経営全体を把握する力が必要です。
ピットクラーク
各テーブルでのゲームが安全に楽しく、公正に行われているかを常時確認します。監視員と似ていますが、通常1つのテーブルまたはエリアを注意深く監視します。
フロアスタッフ
カジノ内を歩き回り来場者への案内、サポートなどを担当します。この仕事にはキャッシャー、ウェイター、バーテンダーなどが含まれることもあります。来場者の満足度を高める重要な役割です。
スロットホスト
カジノ内に設置されているスロットマシーンの案内、メンテナンスを担当します。スロットエリアでの監視はもちろん、混雑を緩和したりVIPプレーヤーの対応をしたりします。
警備員、監視員
多額の金銭取引が行われるカジノ施設内にはなくてはならない存在です。不審者、泥酔者などがいないかフロア内、監視カメラから常時監視し安全な環境を整えます。
カジノ施設外でのゲームの企画、製造などにかかわる仕事
テーブルだけではなくカジノにはスロットマシーンなどの機械のゲームが設置されています。日本のパチンコメーカのようにカジノ用のマシーンの開発などを行う仕事もあります。企画を行ったり、デザインやプログラムを行ったりする仕事がこれに当たります。
リゾート内での仕事
IR統合リゾート施設にはカジノ施設以外にも多くの施設が参入します。いわゆるサービス業にあたる仕事の需要が高まることが期待できます。すでに経験をお持ちの方は新しい大規模な施設で自分のスキルを活かすことができそうですね。海外のIR統合リゾート施設には以下のような施設が含まれているので国内でオープンする施設にも含まれる可能性が高いと考えられます。
- レクリエーション施設(ショッピング施設、展示場、美術館など)
- 旅行案内所
- 宿泊施設
- 飲食店
- アミューズメント施設
- スポーツ施設
- スパ
これからの需要に向けて準備!
カジノ関連の仕事は国内ではまだ小規模のため、ある程度の知識と経験があればカジノ施設内での即戦力にまたは上位のポジションを獲得できるチャンスが高まると予想できます。また、海外旅行客の増加が見込まれるため英会話スキルなどが必要となりそうですね。IR統合型施設がオープンされるまでに時間はたっぷりありますので、興味のある方は今のうちから準備をしてみるのはいかがでしょうか?