ドライブレコーダーのデータがきちんと録画されていないというニュースが飛び込んできました。「もしもの時に証拠になるのに記録されていなかった」のは残念。SDカードにデータが録画されていなかったのが原因だそうです。変なメーカーを使っているからでは?という指摘もヤフコメなどで散見されますが、SDカードは書き込み回数が決められているのはご存知でしょうか?
フラッシュメモリは永遠ではない?
一般的にハードティスクは壊れやすく、SSDやフラッシメモリ(USBやSD)は壊れにくいと言われるためフラッシュメモリに入れておけば万全と思われがちですが全く違います。結論を言うとどれも消耗品なので寿命はいつかきます。
※まとめサイトでも過去こんなことがありました。恐ろしい。。
フラッシュメモリの種類
大きく分けて一般用の「TLC」、高耐久「MLC」、産業用「SLC」の3つがあります。こんな感じで覚えておいたら良いです。安いTLCだと500回ほど書き込んだら寿命がきてしまいます。SLCは一般では入手できないのでMLCタイプのものを選べば良いでしょう。
価格 TLC<MLC<SLC
耐久性 TLC<MLC<SLC
ドライブレコーダーは書き込み回数が多い!
ドライブレコーダーは車の中にあるため熱負荷がかかったり、データの書き込み回数が多いためSDカードの劣化スピードが早いです。周辺機器メーカーのページにも注意事項が記載されています。
ドライブレコーダーの電源が入っている間は、常にSDカード内にデータが書き込み続けられています。パソコンなどでご利用いただく場合と異なり、ドライブレコーダーで利用される場合は、車の振動や、長時間の連続書き込みなどで、SDカードには大きな負荷がかかっています。
ドライブレコーダー用のメモリは?
東芝さんやサンディスクさんのメモリは一般的認知度が高いため信頼性が高いとおもわれがちですが、TLCメモリ搭載のSDを選んでしまっては元も子もありません。MLCのメモリを選択すべきです。トランセンド製のこちらが安価でおすすめ。トランセンドさんといえば永久保証でしたが、現在は5年保証になっているそうです。
永久ではないので定期的なチェックは必要!!
ただ前述のとおりフラッシュメモリは書き込み回数に上限があります。なので定期的にフラッシュメモリを初期化したり交換するようにしましょう。