旅行に行こうと思い予約をとることにしました。直前過ぎたのトラベルサイトでは予約不可になっていました。旅券と宿泊を別で予約を取れば良いのですがそれだと割高になってしまうということもありツアーが良い・・ということで「えきねっと」で予約することにしました。
ただこのえきねっとはユーザー泣かせのサイト設計で有名です。イライラしつつ予約完了しました。なぜこんなに使いにくいの?
※えきねっとのサイトの使いにくさは東洋経済でも扱われています。
えきねっととは?
概要
新幹線・JR特急のきっぷ予約のほか、国内旅行や観光情報などをおトクに楽しむことができるポータルサイトです。JR東日本管内のキップ予約やツアー予約で使われることが多いです。
運営会社は「株式会社JR東日本ネットステーション」
ちなみにJR西日本・東海の予約システムはスマートEX、ツアーはジェイアール東海ツアーズが運営しています。同じジェイアールなのにシステムが違うのはユーザーにとって優しくないですね。
えきねっと「ここがイラっ!」
このような点でイライラしました。
・会員入力でエラーが頻出
・人数の指定を何度もする必要がある
・住所の番地入力が全角数字
・ログインのパスワードを2回入力することが必要&絵を動かすアレ
・深夜に5時間ぐらい定期メンテナンスで利用できないそして
・発券システムでもまた「クレジットカードが登録されていない」エラー
JR系の予約システムは使いにくい?
Twitterでも散々な反応です。
JR東日本「えきねっと」を京都出張の帰りに利用し駅に行ったら「ここはJR西日本だ。東日本の窓口ねえから受け取れるわけないだろバカか?」という尊大な態度を取られたアカウントはこちらになります。
クソUIグランプリとともにクソUXグランプリとクソサポートグランプリも受賞最有力との。 https://t.co/snfr5t2EES
— 茂田カツノリ@秋葉原ラジオデパート3階「Shigezone〜深圳直送便〜」店長&IT/IoTコンサル (@shigezo) 2017年8月13日
自社予約システムを持たないJR北海道
UIが使いづらいJR東日本のえきねっと
自社特急すら予約できないJR東海のEX予約
自社クレカの割引が強すぎるJR西日本のe5489
首都圏で受け取れないJR九州のインターネット列車予約
受け取りが郵送のJR四国ツアー— りゅーく (@ry_u9) 2018年6月23日
ジェイアールの予約システムはこんなにある
ジェイアールと名前がついていてもそれぞれにシステムがあります。別会社なので仕方がありませんが、全てシステムが使いにくい。
・JR北海道(予約システムなし)
・JR東日本(えきねっと)
・JR東日本(モバイルスイカ)
・JR東海(EX予約)
・JR西日本、JR四国(e5489)
・JR九州(インターネット列車予約)・JRサイバーステーション(鉄道情報システム)
・JR東海ツアーズ(JR東海ツアーズ予約サイト)
・JRバス関東(高速バスネット)
・西日本ジェイアールバス(高速バスネット)
なぜ使いにくいUIなの?
なぜこんなに使いにくいのでしょうか。私なりに推測して見ました。
日立「マルスシステム」が悪い?
全国のJRの発券システムは旧国鉄時代より日立のマルスシステムを使用しています。どの予約システムもこのマルスシステムにアクセスする必要があります。1日100万件近くの発券を行なっていることもあり、夜中の謎メンテナンスはなかなか変わらなさそうですね。
利権が複雑?
これだけ大きな会社なので取引のある既存ベンダーも多いはずです。なので付き合いが切れない(天から下るやつ)というのも一因としてありそうです、
責任を取りたくない?
ジェイアール側もユーザー側からの声は届いているようで、システムが使いにくいというのは把握している様子です。ですがシステムの移行となると万が一トラブルが生じた際、担当者や責任者への責任問題となります。
万が一システムトラブルとなった場合は炎上しそうですよね。
まとめ
えきねっとのシステムは使いにくいと思いますが、仮に自分がこのシステム移行のプロマネとなると責任で震えてしまいそうです。。