8月30日の清算値(期先)は1キロリットル5万1230円と前日比1020円(2%)高く、約1カ月半ぶりの高値を付けました。
米エネルギー情報局(EIA)が29日に発表した週間統計で、米国の原油在庫が大幅に減少。需給の引き締まりが意識され、買いが優勢となりました。
↗【原油】上昇して70ドル台へ。 20時36分 70.00ドル https://t.co/Ccs39eQji5 pic.twitter.com/PAfMsLQDHV
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原油価格は2018は上昇中
原油価格はWTIで見て、2018年2月初旬の1バレル当たり59ドル台を当面の底に、5月7日の同
70.7ドルまで上昇しました。
その後も、概ね70ドルを上回った水準で推移しており、またもや70ドルまで復活した形となります。
日本はJXTGなど3社がイランから原油の輸入停止へ
「日本の石油3社が10月にイラン産原油を輸入停止する見通しになった」との記事。背景にあるのは米国のイラン制裁再開方針。「高水準のガソリン価格をさらに押し上げる恐れもあります。」
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今後の原油価格は?
中東地域での地政学リスクの高まりも、原油価格の上昇につながっています。
トランプ米大統領が、イラン核合意からの離脱、核合意に基づいて解除していたイランに対する経済制裁の再開を表明しました。
今回は欧州連合(EU)が、対イラン制裁に加わらない見通しです。これらを踏まえると、原油価格が急騰することはなく、当面、現状の水準近傍で高止まると予想されます。
米国の「イラン制裁強化」で中国・サウジが漁夫の利?https://t.co/es0Q5OKN4Q
中国は、核合意を支持する立場から米国による(イランへの)制裁強化に強く反発、無視する構えを示す。「この機を利用して、中国はイラン産原油の値引きを要求するはずだ」と分析する専門家も。 pic.twitter.com/8q6KU4nBJb— 毎日新聞 経済プレミア編集部 (@mainichibiz) 2018年8月24日