私達の親、そして祖父母世代でも知っている国民的アニメ『ドラえもん』。ご存知、22世紀からやって来た猫型ロボットのドラえもんが、21世紀を生きる野比のび太のもとで暮らしているというお話ですね。泣き虫で勉強が苦手なのび太くんが困ったときには、ひみつ道具で助けてくれるドラえもんは、誰もが一度は「欲しい!」と思ったのではないでしょうか。
さて、そんな大人気アニメ・ドラえもん 都市伝説があることをご存知でしょうか?知らない方が良いかもしれない、そんなトラウマ級のドラえもん 都市伝説をご紹介していきましょう。
いくつ知ってる?ドラえもん 都市伝説
ドラえもん 都市伝説はいくつも種類があり、それぞれに恐ろしい意味が込められているといわれています。ドラえもん 都市伝説といわれる幻の回もあるそうですが、あなたは見たことがありますか?
「行かなきゃ」原作者からのメッセージ回
ドラえもん 都市伝説として有名な「行かなきゃ」は、原作者である藤子・F・不二雄さんが亡くなった日の深夜に放送された幻の回といわれています。
国民的アニメであるはずのドラえもんが、突然深夜にオープニングもなく放送され、映っていたのはのび太くんの後ろ姿のみ。寂し気に見えるのび太くんは、どこかへ向かってただひたすら歩いているのだそう。そして、そんな不気味な映像が10分ほど続いたかと思うと、のび太くんは一言「行かなきゃ」と発します。しかし、その声はのび太くんではなく、亡くなった藤子・F・不二雄さんのものだったそうですよ。
1984年放送「タレント」
1984年7月20日に放送されたとされるドラえもん 都市伝説「タレント」という回は、原作にないタイトルですが、ごく一部の人が見たという幻のエピソードです。
物語は雨の中、のび太くんがドラえもんに「地下世界の商店街に行きたい」とお願いするところから始まります。そこでドラえもんは「通り抜けフープ」のような道具を出して、2人は地下に飛び込んでいきました。そこで出会ったのは、ベレー帽をかぶった謎の少女。少女は赤い封筒とインクの入った瓶、鉛筆を2人に渡して消えていくのだそう。
少女を追いかけているうち、2人は警察官に遭遇します。警察官は「君たちは撮影か、撮影はあちらだ」と案内し、2人をある場所へ連れていきました。そこには地球の形をしたミニチュアが置かれており、それが突然割れたかと思うと、中から黒い血のようなものが流れ出し、ドラえもんとのび太は恐怖に怯える…という、意味不明なストーリーなのだそうですよ。
「どこでもドア」をくぐると別人になる
ドラえもんの道具の中でも一番有名なものの1つが「どこでもドア」ですよね。アニメでも頻繁に出てくるひみつ道具ですが、実はどこでもドアには恐ろしい噂があるんです。
どこでもドアを通ると、別の場所に移動できるという仕掛けになっていますが、実はどこでもドアを通ると瞬間的に別の場所に自分のコピーが作られるという原理なのだそう。そう、どこでもドアを通った者は、その場で存在ごと消されているのです。
どこでもドアの先にいる自分は、瞬間的に作られたコピーである…そんな一説もあるんですよ。
まとめ
ドラえもんによく使われる4桁の数字・1293という数字は、ドラえもん 体重にまつわるものだといわれています。1293という数字にした理由は、当時の小学校4年生(のび太くんの学年)の平均身長が129.3cmだったことに由来しているのだそう。読者層である小学生を意識して使われるようになった数字ということで、作者が子どもを思ってドラえもんを生み出したことが分かりますね。しかし、今回ご紹介したように不気味でトラウマ級のドラえもん 都市伝説も存在しています。あなたはいくつ知っていましたか?そして、ドラえもん 都市伝説の回を見たことがあるという人は、一体どれくらいいるのでしょうか?あなたのまわりにもいるかもしれませんね。