【一日一生】死生観を描いた印象的な映画3選

【一日一生】死生観を描いた印象的な映画3選

2022年5月に開催された、第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門において、「カメラドール 特別表彰」を授与された、早川千絵監督の映画『PLAN 75』。今回は『PLAN75』をはじめとする、死生観を描いた印象的な映画 おすすめ3選を紹介します。

死生観とは

死生観とは、『死』と『生』に対する価値観や自分の考えのことです。世界中に死を考えることをタブー視する風潮は存在しますが、死を身近に感じた瞬間に命の尊さを改めて感じることもでき、無意識に人生やその先にある最期の瞬間に思いを巡らせることでしょう。

死生観を描いた映画 おすすめ 3選

PLAN 75

  • 公開日:2022年6月17日
  • 上映時間:112分
  • 監督・脚本:早川 千恵
  • キャスト:倍賞 千恵子、磯村 勇斗、たかお 鷹、河合優実 ほか

少子高齢化が進む現在において、決してこの映画のストーリーは他人事ではないように思える。少子化が進んでゆき、長生きしていくことがよしとされなくなる世界において、命の選択とは?生きるという意味を問う作品に考えさせられるはずです。

あらすじ

国は高齢化問題に対処するため、75歳以上の高齢化に自ら死を選ぶ権利を保障し、支援する「プラン75」という制度を実施する。この施行に伴い世間は、超高齢化問題の解決策としてすっかり受け入れムードとなる。夫と死別して一人暮らしをするミチ(倍賞千恵子)は、高齢を理由に解雇されてしまう。住む場所も失いそうになりミチは、プラン75の申請を検討し始める。市役所のプラン75の申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗)やコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)は、あることからこのシステムの存在に強い疑問を抱いていく。果たして、プラン 75に翻弄される人々が行き着く先で見出した答えとは。

ベイビー・ブローカー

  • 公開日:2022年6月24日
  • 上映時間:130分
  • 監督:是枝裕和
  • キャスト:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン、ペ・ドゥナ ほか

第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された、是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』。これまでさまざまな形の”家族”を描いてきた是枝監督が、新しく提示する死生観と家族観のストーリー。果たして命が生まれてくる意味とは?生きていかなければならない理由とは?観賞後にはぜひ、「命」と「意味」の関係性について思いを馳せてほしいと思います。

あらすじ

借金まみれのクリーニング屋店主・サンヒョン(ソン・ガンホ)と“赤ちゃんポスト”がある施設で働くドンス(カン・ドンウォン)は、ベイビー・ブローカーを裏家業にしている。ある日彼らは、赤ん坊をポストから盗むところを、預けた母親に見つかり養父母を探していると苦しい言い訳をするのだが・・・。ひょんなことからサンヒョンとドンスは赤ん坊の母親・ソヨン(イ・ジウン)と共に養父母探しの旅に出ることになる。

おくりびと

  • 公開日:2008年9月13日
  • 上映時間:130分
  • 監督:滝田洋二郎
  • キャスト:本木雅弘、広末涼子、山崎 努、余貴美子 ほか

第81回アカデミー賞で、日本映画史上初の外国語映画賞を受賞した作品です。上映から14年たった今でも、死生観について考える機会を与えてくれます。

あらすじ

チェロ奏者だった大悟(本木雅弘)は、呆気なく職を失い、妻の美香(広末涼子)を連れて大悟の実家である山形に帰郷する。新たな職を探す彼は、旅のお手伝いと書かれた求人広告を目にして面接に向かい、その言葉が意味することを知る。そして納棺師の見習いとして採用された彼は、妻にも言い出せないまま慣れない仕事につくことになる。しかしこの仕事で大悟は、人と向き合い、死と向き合い、また自身の生き方を見つめながら成長を遂げていくことになる。

最後に

生まれてきたからには、いつかしと向き合う時が必ずやってきます。自分なりの死生観を得るヒントが得られる作品を是非ご覧になってみてください。以前見た作品であっても、きっと年齢とともに感じ方や受け取り方も違ってくるはずです。

Share

  • Add this entry to Hatena Bookmark

Follow Me