これまでのインフラエンジニアは必要が無くなるでしょう。特にWEBのインフラに関わるエンジニアへ向けの話です。
Infrastructure as Code(IaC)ってご存知ですが?
クラウドが導入されたことにより、インフラもコードで書こう、バージョン管理しようという世の中になっています。
インフラエンジニア! pic.twitter.com/TT8Xuj64bJ
— sanonosa (@sanonosa) 2018年8月12日
2020年までクラウドの変化
Office365やGoogleAppsへの導入が増え、インフラの構築が縮小することは感じていました。
昨今では、仮想化やブレードサーバーの導入が全く進まず、ここまで早くクラウドが流行るとは5年前には考えられませんでした。
AWSの経験がある方なら理解できると思いますが、構築は大変に簡素化しました。仕事が昔に比べて簡単になったと喜ぶエンジニアもいるでしょうが、仕事が無くなる可能性があるのです。
ハードの調達をすることはせず、サイジング、キャパシティプランニング、運用・保守の全てが今までの手法とは異なります。アプリケーションエンジニアでも容易にクラウドを設計・構築・運用ができる時代へとなりつつあります。
運用中のハードウエア障害もなくなり、Amazonに仕事を奪われる可能性があるのです。そんなインフラエンジニアは変化が必要です。 常に勉強・変化しなければならない職業であることをもう一度自覚しなくてはなりません。
今後のインフラエンジニアのキャリア!SRE
今後のキャリアの一つとして、Google発のSRE「Site Reliability Engineering」へ変化が必要になるのではないでしょうか。
サーバーやネットワークなどに関わるインフラエンジニアに、従来のアプリケーションエンジニアの役割や保守が求められるようになってきています。高い信頼性と性能を実現するために必要なインフラを実現し、なおかつソースコードに手を加えてサイトパフォーマンスを実現させることがもとめられるようになるでしょう。
インフラエンジニアって転職市場になかなか出てこないらしい。方々の会社で色々な意味でボトルネックと思われてそうだし、やりたがる人少ないし、忌み嫌われてそうだし、もうすぐ絶滅するのでは。無限にスケールして自己修復できる運用全く不要の魔法のインフラを作る仕事をしたい。
— きーやま (@mtkys) 2016年1月30日
SREの定義はなんだろうか?
それではSREとは何なのでしょうか。>・米グーグル発祥の「SRE(Site Reliability Engineering)」と呼ぶITインフラ作りの新手法である。
・コーディングやソフトウエアエンジニアリングによって、ハードウエアを含めたシステム全体の性能や可用性、セキュリティを高める活動全般を指す方法論である。このように、インフラエンジニアもコードを記述することが求められ、システム全体の性能向上や可用性を目指し、より信頼性の高いインフラにしていくことを考えなければなりません。
WEB業界にSREの部署!
SREは基本的に運用エンジニアが行っていた業務や人手で対応していた業務を自動化に置き換える役割です。開発者とサービスレベルの目標値を共有、協力しながらの開発・テスト、本番稼働に必要なインフラ環境の整備など幅広く関わります。
インフラや運用担当がソースコードを積極的に触ることにより、クラウドや自動化ツールに置換、運用にかかるコストや時間など大幅に削減することが可能となります。また、ソースコードを触りパフォーマンスの向上や改善を狙うのです。
このような部署は、伊藤忠やメルカリ、サイボウズでも作られています。
まさに今流行りであるDevOpsの部署です。
インフラエンジニアと呼ばれる方たち、これまでインフラで必要とされてきた知識だけでなく現代の増え続けるクラウドサービスにも対応していかないといけなくて、インフラエンジニア不要! になるどころか、インフラエンジニアやべえ…という感想を抱き続けてる。
— バトルプログラマー柴田智也