新庄 ビッグボス率いる【日本ハム】2022年シーズン前半を振り返り

新庄 ビッグボス率いる【日本ハム】2022年シーズン前半を振り返り スポーツ

新庄剛志監督の下、3年連続5位から上位進出を目指して今シーズンを戦っている日本ハムファイターズ。新庄監督は今季を「テスト」と位置付け、結果を出せれば1軍、ダメなら2軍へという信賞必罰を徹底し、チームの力になれる選手を発掘していくようです。

また、チームスローガンは「ファンは宝物」。新庄 ビッグボスは、ファンを楽しませ、そのために選手自身が楽しむ野球を目指すとして、自ら率先してチームを盛り上げています。

今回は、球界を席巻している「ビッグボス」こと新庄剛志監督率いる日本ハムの前半戦についてまとめていきます。

シーズン開幕前

1月31日、キャンプインを翌日に控えた沖縄県名護市のタピックスタジアム名護で早速花火大会を主催するというサプライズを敢行した、新庄 ビッグボス。

一方で、キャンプでは「楽しく、厳しく、厳しく、厳しくやっていこう」との言葉もあり、選手の意識改革を促してきました。武井壮さん、赤星憲広さん(元阪神)、谷繁元信さん(元中日)、スポーツ庁の室伏広治長官など、幅広いジャンルの臨時コーチを招いて、個々のスキルアップへ最高のお手本も提供しています。選手それぞれが成長し、チームにも変化が生まれていると言えるでしょう。

対外練習試合のスタメンは異例の「ガラポン」で決定しているため、昨年までなら考えられないような打順が実現しました。初日から最終日まで話題を呼び、選手やチームの変化を感じられるキャンプとなりました。

シーズン開幕

3月25日に行われたソフトバンクとの開幕戦は、両監督のド派手な登場で幕を開けました。試合は8回まで1点リードしていましたが、逆転満塁弾を浴びて試合をひっくり返され、ビッグボスの初陣は逆転負けとなりました。

その後3月31日、札幌ドームで行われた西武戦には6−2で勝利し、新庄監督にとってはこれが初めての白星。チームの成長を実感する試合となりました。

しかし、5月6日の西武戦で0-5の完封負けを喫し、首位の楽天が勝利したため33試合目にして自力優勝の可能性が消滅。4連敗で借金は13となります。さらに、7月6日のロッテ戦に敗れると、借金は今季最多の20に到達。新庄監督は現状を受け入れ「勉強しているところ。僅差のゲームで勝つために取り組んでいる」と選手たちの成長に期待しました。

打撃は向上傾向にある?

開幕から勝ち星が伸びず、パ・リーグの最下位を走っている日本ハムファイターズですが、今季は本塁打数の大幅増が目立ちます。上位進出に向けて明るい材料とも言えますね。キャンプから新庄監督の積極的な打撃を奨励する指導や、室伏広治長官を臨時コーチに招き「爆発的な力の出し方」を学んだことも、結果に繋がっているのではないでしょうか。

一方でチーム得点が本塁打ほど伸びていないという課題も見えており、最下位脱出を果たすには得点効率も求められていくでしょう。

注目の投手たち

開幕投手に抜擢されたルーキー・北山亘基投手の投球にも大きな注目が集まりました。春のキャンプで1軍の選手を相手にバッティング練習で投げた際、打球が前に飛ばず、そこから新庄監督が1軍での起用を始めました。後半戦でも注目です!

ドラフト1位で入団した達孝太投手は、今シーズンはプロで戦うための土台作りに取り組んでいます。4月10日のイースタン・リーグで実戦デビューを果たし、1回無安打無失点と好投。この日の最速は150キロで、自己最速を1キロ更新しています。今後の活躍が楽しみですね!

オールスターゲーム

7月26日のマイナビオールスターゲーム第1戦では、清宮幸太郎内野手が自身初の球宴でサヨナラホームランを放ちました。7回の守備から出場、本職とは異なる左翼を無難にこなし、9回2死で回ってきた第二打席で劇的な一発を放ちました。この一発でMVP(賞金300万)を獲得しています。

また、今シーズンから札幌ドームの新名物となっている「きつねダンス」もオールスターゲームを盛り上げました。5回開始前、マスコットガールがきつねの耳をつけてグラウンドに登場し音楽にのって踊りましたが、守備につく味方のキャッチボール相手として登場した清宮選手の頭にもキツネの耳がついており、キャッチボール後にノリノリのダンスを披露しました!

最後に

ここまで苦戦が続いている日本ハムファイターズですが、新庄 ビッグボスの下で打撃の向上や新人投手たちの台頭など明るい材料もあります。

来年には、25分で開閉ができる可動式の屋根と、70mのガラス壁が特徴の日本ハム 新球場の開業も予定されています。今シーズンから楽天イーグルスの本拠地のベンチに採用されている、ゲーミングチェア人気ランキングにもよく上がる「AKRacing」のシート。座り心地もよさそうですし、日本ハム 新球場のベンチでも採用されるのか注目したいところです。

また、観客席がグラウンドに近いことから、臨場感と迫力を感じられること間違いなしなので、来シーズンに向けても勢いをつけるような後半戦にしてほしいですね!

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