原油ETFとは?注意点など含めて銘柄を紹介

WTI原油先物は2016年2月11日に26.21ドルの底値を付けたあと上昇基調に転じていますが、なかなか原油ETFがもとの値に戻らないと感じている人はいるのではないでしょうか。

WTIは一番有名

原油価格っていえば、 WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が最も有名です。普通にニュース見ているとよく聞くと思います。

このWTIは米国のテキサス州西部とニューメキシコ州南東部で産出する原油のことを指します。

ただ、WTIの産出量はかなり少ない。世界の原油産出量のうち、シェアの1%程度。やはり中東で原油は出まくっているほか、北海ブレントのほうが量的には中心なわけです。

原油ETFとは

原油価格に連動することを目指して運用されるETFを一般に「原油ETF」と呼びます。

ETFを利用することで少額でも原油価格の値動きから利益を追求することが可能となります。

原油ETFは何がある?

NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信(1699)

2010年5月17日に東京証券取引所に上場しました。

ファンド名の「NEXT FUNDS」というのは、野村アセットマネジメントが運用するETFのブランド名です。

NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信のベンチマークであるNOMURA原油ロングインデックスは、世界の原油先物取引の中から、取引量が多く流動性が十分あるものを構成銘柄として採用し、原油価格の値動きに連動することを目的とするインデックスです。

ETFS WTI 原油上場投資信託(1690)

ETFは、2006年9月にロンドン証券取引所に上場され、その後、フランクフルト、ユーロネクスト・アムステルダム、ユーロネクストSA、イタリア証券取引所に上場され、2010年3月19日に東京証券取引所に上場しました。

ETFセキュリティーズ・マネジメント・カンパニー・リミテッドが運用しています。

なお、東京証券取引所上場当初は、ETFS 原油上場投資信託というファンド名でしたが、2012年1月2日付けでETFS WTI原油上場投資信託に変更されました。

WTI原油価格連動型上場投信(1671)

WTI原油価格連動型上場投信は、2009年8月3日に大阪証券取引所に上場しました。シンプレクス・アセット・マネジメント株式会社が運用しています。

同ETFのベンチマークは、WTI原油先物直近限月清算値の円換算表示の価格です。

WTI原油価格連動型上場投信では、NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信と同様に、資金を証拠金として差し入れWTI原油先物を買い建て、残りの資金は米国の財務省短期債券への投資や現金で保有します。

また、商品先物取引のレバレッジをかけた総額が純資産残高と概ね一致するように運用されます。余資の運用からの利息収入がファンドの分配原資となります。

原油の長期の値動きは?ボラが大きい

1999年にはアジア通貨危機の影響で9ドル台まで下げた後、中国の成長に伴う資源バブルでほぼ一貫して上昇、2008年7月には147ドルまで9年でなんと16倍になりました。

その後リーマン・ショックで2009年2月には前述の32ドルまで7カ月で8割も急落をしている。

リーマン・ショックの安値後、米国が量的緩和政策を推進したためリバウンドを始め、2011年の高値では112ドル台まで上昇しています。

リーマン・ショックの安値近辺で買えば3倍以上です。

その後、2014年6月に105ドル台の高値はを付けたあと、原油の下落が始まる。現在は上昇基調にあるものの、2014年の高値の5割程度にすぎません。

原油ETFのメリットは?

原油への直接投資

世界の原油価格のベンチマークは米国のWTI原油先物価格です。原油価格とは一般的にこれを指します。日本からこのWTI原油先物に直接投資する方法はありませんが、WTI原油価格をベンチマークとしている指数に連動するETFなら直接投資するのと同じ効果を得られます。

少額から投資できる

少額から投資できることがETFの大きな特徴ですが、その中でも原油ETFは5,000円以下から投資できます。

低コストで運用できる

ETFは個別株の売買と同様、購入時と売却時に売買手数料がかかりますが、元々低めに設定されているネット証券ならば一般的な投資信託の販売手数料よりも割安になります。

原油ETFの注意点は?

値動きが読めない

株式などの金融資産と連動がありません。すなわち、どういう動きになるか見当がつかないです。株ですら動きが難しいのに、原油の動きが読めるはずがありません。

ただ、比較的情報量の多い株式に投資をしたほうがよいですよね。投資では、「分からないものに手を出すな」という原則がありますね。

金利や配当がつかない

所詮は商品ですから、金利が付いたり、配当がもらえたりすることはありません。信託報酬ももかかります。

長期に保有するにあたって、含み損になれば資金だけが拘束されてしまい、何も生まないのです。

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